東日本を中心に廃タイヤのリサイクル事業を推進する㈱国分商会(椎名仁郎社長、埼玉県熊谷市万吉2643―1)は廃タイヤ処理量の拡大に対応、宮城県柴田郡柴田町にこのほど東北工場を開設、4月1日から稼働を開始した。
運送業者から排出されるタイヤについては2011年4月1日施行による産業廃棄物(廃タイヤ)広域認定制度の経過措置廃止に伴い産業廃棄物許可証を持っていない業者による廃タイヤ回収ができなくなったことから、直接ユーザーからの再生用台タイヤ及び廃タイヤ引き取りの要望が増え、広域ユーザーに対応するため東北工場を建設したもの。
国分商会は廃棄タイヤ、廃ゴムベルト、工業系廃ゴム、キャタピラ等の産業廃棄物収集運搬及び中間処理、タイヤ預かりサービス、貿易事業、人工芝、ゴムチップ(EPDM)舗装、再生用台タイヤ回収、タイヤ小売店「マーク」などの事業運営を行っており、首都圏各県に及ぶ広い地域のタイヤ販売会社・販売店などから排出される廃タイヤを収集、本社工場(第一、第2工場)でリユース、マテリアル、サーマルリサイクルに仕分け、資源を再利用する循環型社会の構築を目指している。
〈新工場の概要〉
▽名称=国分商会東北工場(破砕処理施設)
▽住所=〒989―1606 宮城県柴田郡柴田町大字船岡字山田1―35
▽電話番号=0224―55―3939
▽FAX=0224―86―4817