日本ゼオン 2013年度入社式を開催

2013年04月09日

ゴムタイムス社

 日本ゼオンは2013年度入社式を開催した。
 新入社員に対する古河直純社長のあいさつは以下の通り。
 新入社員の皆様、入社おめでとうございます。
 さて、事業をめぐる環境は、欧米日の経済の伸びが低い一方で、アジアを中心とした経済の伸びが非常に高いだろうということで、グローバルに展開をするという状況になってきました。これは、今まで言われるような日本での急速な円高、高いエネルギーコスト、高い法人税など7重曹、8重苦の問題から逃げ出すということでありません。世界を相手に事業をしていかないと生き残れない環境になってきた、つまり、今後常に世界に目を向けてビジネスを展開していかなければ事業が成り立たないということを理解していただきたいと思います。
 そんな意味で、近く当社もシンガポールに新しい工場ができますし、既に80名ぐらいの海外駐在員が、現在アメリカ、ヨーロッパ、アジア等世界中に展開して活躍をしてくれています。皆さんも若い力を発揮して早く世界に展開できるようにして欲しいと思います。
 当社はCSR基本方針のもとCSR経営を目指しています。工場では地域社会との融和、東日本大震災復興支援ボランティア等いろいろな活動をしていますが、やはり一章の貢献は、世にない素晴らしい製品を造って社会に貢献するということであります。昔は雇用と納税が社会に対する貢献と言われていましたが、今は新しくて良い品物をどんどん作っていくことが社会に対する貢献になります。
 そういった意味で、私は技術系の人にはいつも「必要は発明の母である。但し、偶然は発明の父である。」「偶然というのは一生懸命毎日努力をしている人の所にしか来ないし、一生懸命毎日努力をしていないと、偶然が目の前を通っても通り過ぎてしまう。それをきちっと掴めるように日々一生懸命精進して欲しい。」と言っています.
 皆さんも是非そうなって、今日宣言していただいた「日本ゼオンで叶えたい夢」を忘れずに書き留めて、日々精進をしていただけたらと思います。
 甚だ簡単ですが、私の挨拶とさせていただきます。
 本日は誠におめでとうございます。

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