三ツ星ベルトは2013年度の入社式を開催した。
新入社員に向けた垣内一社長のあいさつは以下の通り。
三ツ星ベルトグループに新たに入社される皆様方を心から歓迎し、お祝いを申し上げます。
さて、近年は政治や経済を含めて世界中で大きな変化が非常にはやいスピードでおこり、それに対応できない企業は取り残される厳しい環境が続いております。
ここ数年、近隣諸国が白物家電、テレビ等の電化製品、携帯電話、自動車部品等、品質の改善された安価な製品をつくり、はやいスピードで激しく追いあげ、追いこしてきでおります。
そのような中、アメリカ・ヨーロッパ・中国・東南アジアや韓国などの近隣諸国等の政治動向、経済の動向、そしてユーザの動向を見極めながら、グループが一丸となって生き残りをかけて戦っているところであります。
三ツ星ベルトグループは国内に12社、海外に12社の子会社を持ち、伝動ベルト、コンベヤベルト、防水シート、樹脂加工品、金属プーリ等の製品を製造・販売している企業であります。
そして「人を想い、地球を想う」という基本理念のもとに、他社にまさる「高機能・高精密・高品質」な製品を造り、社会に貢献していくことを基本的な姿勢として地道に、そしてスピードをあげて取り組んでいるところであります。
特に昨年から本年にかけ、既存製品の品質・機能を向上させた改良製品、そして新しい発想でより高機能な新製品を開発し、発表しております。
また、全く新しい分野の製品としては銅ナノ粒子を使った銅ペーストは人工衛星に使われる材料として採用されることが決まっており、当社の技術レベルの高さが認められたことになります。
皆様方には「物づくり」を大切にしている企業グループに入社されたことを常に意識し、製品の製造ラインの構成、つくり方、そして製品そのものを自分の目で見、手にもって確認する姿勢を持ってほしいと思います。
それに加え、①新しいことに挑戦する気概と勇気を持つこと②仕事に執着心を持ち情熱をかけること③あらゆる事の約束や納期を守ることをお願いしておきます。
入社されてからの最初の3年から5年が一生の成長を左右すると言われています。この間厳しい修羅場を多く経験した人ほど成長するということです。
失敗を恐れず前例や既成概念にとらわれず常に向上心を持って仕事をする中で、自分を磨き成長されることを期待しております。
これからは自己管理を徹底し、健康には十分に留意して、若い力を発揮され活躍されることを期待し、歓迎の挨拶と致します。
2013年04月09日