日本ゼオン S―SBRプラント稼働に遅延

2013年04月10日

ゴムタイムス社

 日本ゼオンは8日、シンガポールで建設中の溶液重合法スチレンブタジエンゴム(S―SBR)製造プラントの量産稼動開始時期が、当初予定の今年7月から遅れて9月となる見込みと発表した。
 同プラントはゼオン・ケミカルズ・シンガポール社が建設を行っている。
 今回の遅延は、工場敷地内へ繋ぎ込む蒸気等のパイプラインが公共道路を横断する際に通るトンネルの拡張工事が想定よりも難航し、完成に時間を要していることによる。
 今後ゼオン・ケミカルズ・シンガポール社は、各サプライヤーおよびジュロン土地公社(JTC)と緊密に協力しながら全体計画の遅れを極力回避すべく対応し、一日も早い商業運転開始を目指す方針。

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