東海ゴムは4月11日、日本政策投資銀行が防災と事業継続に向けた取り組みに優れている企業を評価する「DBJ BCM 格付」の最高ランクを取得したと発表した。
「DBJ BCM 格付」は、災害発生時に自社の事業継続を図るため、実効的な防災計画の策定や、BCM(Business Continuity Management、事業継続管理)に積極的に取り組む企業に対して、同行が付与するもの。同社はゴム製品業界および愛知県内の企業で初めてとなる最高ランクを取得するとともに、「震災時復旧資金特約」付の融資を受けることにした。
同社に対する格付付与にあたっては、重要製品の業務フローの可視化と、ボトルネックを特定してその解消に向けた対策の実施、取引先の防災・事業継続体制を調査し、在庫の積み増しや代替原材料の確保等による強靭なサプライチェーンの構築の推進、災害時の近隣住民向けの備蓄確保や行政との協定締結等、地域防災の取り組みに積極的であるなどの取り組みが高く評価された。
同社は、災害による製品供給への支障を最小限に抑えるため、防災をはじめとするリスク管理体制の強化を進めている。同認定を契機に、災害に強い経営体制の構築をさらに推進していくとしている。
2013年04月12日