日本プラスチック工業会連盟がまとめた1月のプラスチック原材料生産実績は前年同月比2・2%減の92万5286トンとなった。
主な原材料でみると、熱硬化性樹脂の合計は7万2806トンで前年同月比1・0%増となったが、その中でメラミン樹脂が同9・7%増の6555トンと増加率が高く、ウレタンフォームが同5・7%減の1万4261トンと減少率が高かった。
熱可塑性樹脂の合計は83万2244トンで同2・2%減となった。その中で、低密度ポリエチレンは同9・7%増、高密度ポリエチレンは同9・2%増、メタクリル樹脂は同16・8%増、ポリアセタールは同15・2%増、PET樹脂のその他は同34・0%増と大幅な増加となった。一方、エチレン酢ビコポリマーは同21・7%減、ABS樹脂は同19・0%減、ポリプロピレンは同13・9%減、ふっ素樹脂は同44・5%減、PET樹脂の容器用は同31・1%減、PBT樹脂は同13・2%減と大幅な減少を示した。
なお、2011年度のプラスチック原材料生産実績は1053万9548トンで前年同期比6・0%減となった。主な原材料では、特にウレタンフォームが同11・5%増となった。