ブリヂストンは、20日から29日まで、中国の上海市で開催される「上海モーターショー2013」に出展すると発表した。同社ブースでは「Current(現在)」と「Futuristic(未来)」の2コーナーに分けて展示を行い、同社商品の魅力や高い技術力、将来を見据えたその先進性を来場者に伝える予定。
「Current(現在)コーナー」では、「特殊タイヤ」として、世界中の鉱山で運行している超大型ダンプトラックに装着される世界最大級(直径約4m)の建設・鉱山車両用タイヤ(実物大模型)と、世界中の航空機に装着されている「航空機用タイヤ」を紹介する。また、使用済みタイヤのトレッド(接地)部分を取り除き、新たにゴムを貼り替えることで再利用が可能となり、省資源化に貢献する「リトレッドタイヤ」も紹介予定。「乗用車用タイヤ」としては、低燃費タイヤ「ECOPIA(エコピア)」、静粛性と乗り心地に優れた「TURANZA(トランザ)」、SUV/4×4用タイヤ「DUELER(デューラー)」など、同社乗用車用タイヤのラインアップを紹介。また、空気圧がゼロになっても所定のスピードで一定の距離を走行可能な「ランフラットテクノロジー採用タイヤ」 も紹介する。
「Futuristic(未来)コーナー」においては、これまでのタイヤとは全く異なる新カテゴリーの狭幅・大径サイズの「ラージ&ナローコンセプトタイヤ」を紹介する。狭幅・大径化に加え、新開発の専用パタン技術やコンパウンドを適用することなどで、転がり抵抗の大幅な低減とウェットグリップ性能の向上を実現した製品。「タイヤ印刷技術」としては、タイヤサイド部への新たなカラー印刷技術を紹介予定。タイヤ重量が増えることがないため、燃費を含めた環境に配慮しながら、タイヤをドレスアップすることが可能になっている。さらに、タイヤ側面に張り巡らせた特殊形状スポークで荷重を支えることにより、パンクの心配がない「非空気入りタイヤ(エアフリーコンセプト)」タイヤを紹介する。なお、同タイヤは100%再生利用可能な材料を採用している。
2013年04月16日