横浜ゴム タイでTB用タイヤの生産を拡張

2013年04月18日

ゴムタイムス社

 横浜ゴムは17日、タイのタイヤ生産販売会社ヨコハマタイヤ・マニュファクチャリング・タイ(YTMT)のトラック・バス(TB)用タイヤの生産能力を増強するため、7月から第2次拡張工事を開始すると発表した。
 TB第1工場に隣接した取得済みの土地に建屋面積2・6ヘクタールの第2工場の増築を行う。総投資額は80億円を計画している。これにより、現在の年間生産能力を35万本から70万本へ引き上げる。拡張分の生産開始は2015年4月、フル生産は同年12月を予定している。
 YTMTは2004年1月にラヨーン県に設立され、2005年4月からTB用スチールラジアルタイヤの生産を開始、市販用として主に北米や欧州に輸出している。同社は世界各地でTB用タイヤの販売を伸ばす計画をしており、迅速に増販対応するべく拡張を決定した。
 YTMTは総合タイヤ工場であり、敷地内に乗用車、ライトトラック(PC/LT)用タイヤ工場も所在している。PC/LT用工場は2006年11月から年間生産能力140万本で生産を開始しており、これまで3次にわたる生産能力拡張を実施。現在の年間生産能力は400万本まで拡大している。
 〈ヨコハマタイヤ・マニュファクチャリング・タイの概要〉
▽事業内容=トラック・バス用、乗用車用、ライトトラック用タイヤの生産販売
▽敷地面積=41・8ヘクタール
▽代表者=水本康博氏
▽従業員数=1904人(2012年12月末現在)
▽所在地=タイ国ラヨーン県アマタシティ工業団地

YTMTの外観図(写真左上矢印の部分が第2工場建設予定地)

YTMTの外観図(写真左上矢印の部分が第2工場建設予定地)

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