日本プラスチック工業会連盟がまとめた2月のプラスチック原材料生産実績は前年同月比3・4%減の85万1053トンとなった。
主な原材料でみると、熱硬化性樹脂の合計は7万4881トンで前年同月比5・1%減となったが、その中で不飽和ポリエステル樹脂が同9・8%減の8648トンと減少率が高かった。
熱可塑性樹脂の合計は76万283トンで同2・8%減となった。その中で、高密度ポリエチレンは同13・0%増、ポリスチレンの絵師系材料は同16・2%増、AS樹脂は同57・7%増、ポリビニルアルコールは同16・7%増、ポリアセタールは同14・9%増、PET樹脂のその他は同30・1%増と大幅な増加となった。一方、ポリプロピレンは同15・0%減、石油樹脂は同29・1%減、メタクリル樹脂は同18・2%減、ふっ素樹脂は同32・5%減、PET樹脂の容器用は同36・1%減、PBT樹脂は同17・4%減と大幅な減少を示した。
この結果、1―2月累計のプラスチック原材料生産実績は前年同期比2・8%減の182万7667トン。主な原材料では、特にAS樹脂が同24・0%増となった。
2013年04月19日