東洋ゴムエ業は23日、2015年8月に新本社ビルを兵庫県伊丹市に建設し、同年同月、本社社屋をタイヤ技術センターに隣接移転することを決定したと発表した。今回の移転は同社創立70周年の記念事業の一環として執り行われる。
同社は現在、戦略事業のグローバル展開強化と迅速な意思決定による経営のスピードアップを図るため、経営機能の集中による充実、そして緊密な連携を志向している。2012年5月に東京本社機能を大阪に統合したのに続き、2013年11月には兵庫県川西市に新たな研究開発拠点を開設予定。
また、3月末に発足した新経営体制では、「企業力を高め、持続的かつ革新的に成長し続けること」を経営テーマに掲げており、今回の本社移転は、企業力をより強固にするための重要な基盤づくりであると位置づけている。
新本社は兵庫県伊丹市の同社タイヤ技術センターの敷地内にある空スペースで、技術開発拠点に隣接することとなる。また、川西の研究開発拠点からは車で約4分の距離にあり、本社、タイヤ技術開発拠点、研究開発拠点が至近エリアに集積することとなる。
兵庫県伊丹市は、1953年から1998年まで同社が工場を操業してきたゆかりの地であり、立地条件と交通の利便性にも恵まれている。
同社は本社移転の創立70周年を機に、社内の一体感と機動力をさらに高め、持続的・革新的成長をめざしていくとしている。
〈新本社の概要〉
▽住所=伊丹市藤ノ木2―2―13
▽移転予定=2015年8月
▽総床面積=約8000㎡
▽フロア数=地上6階建
▽収容人数=約350人
2013年04月23日