信越ポリマーは24日、2013年3月期の業績予想と決算値に差異が生じたと発表した。なお、本件に伴う連結業績予想の修正はないとしている。
同連結会計年度における経済環境は欧州や新興国経済の減速などが影響し、同社グループ関連の市場においても厳しい状況が続いたため、売上高は前回発表予想の630億円から実績値606億6900万円と予想を下回り、3・7%減。営業利益については11億円から実績値9億4400万円となり、14・2%減。
一方、同第3四半期連結会計期間以降、為替相場が円安で推移したことによる為替差益の計上等で、経常利益については予想を上回り12億円から12億9100万円、7・6%増となった。
当期純利益については、業績見通し等を踏まえて、同社の繰延税金資産の回収可能性を慎重に検討した結果、その一部を取崩し、法人税等調整額に計上したこと等により、予想を下回り4億円から2億1000万円、47・5%減となった。
2013年04月25日