旭カーボンは24日、日本政策投資銀行(DBJ)より「DBJ環境格付」と「DBJ BCM格付」に基づく融資を実施されたと発表した。
「DBJ環境格付」と「DBJ BCM格付」の同時取得は新潟県内では同社が初めて。さらに「DBJ環境格付」は4年連続での取得となった。
DBJ環境格付では主に、カーボンブラック製造工程で発生する副生ガスの自家発電利用による工場内使用電力の供給、さらに、その際に発生するCO2を近隣工場へ売却することによる副産物利用の推進や、水リサイクルシステム運用による水資源投入量の削減や産業廃棄物のゼロエミッション達成など環境負荷低減の着実な推進などについて評価された。
DBJ BCM格付では、災害発生時における初動体制の強化、さらに、グループ会社の他、事業や工事の委託先会社などとの避難訓練や、二次災害として火災および油漏洩事故を想定し、定期的にリスク対応の訓練を実施した点、また夜間抜き打ちの通報訓練等を通じた強固な防災体制の構築などが評価され、取得に至ったとしている。
同社はこれからもブリヂストングループの環境宣言に掲げた「未来のすべての子どもたちが『安心』して暮らしていくために…」という変わらない思いのもと、環境への取り組みを継続的に推進していく。また、カーボンブラック製造会社として顧客に対する原材料の供給責任を果たすべく、引き続き事業継続体制の改善に取り組んでいく方針。
2013年04月25日