日本ゴム機械懇話会(以下JRM、髙木康彦会長)は17日、第31回JRM懇話会例会を福島県西白河郡にあるグランドエクシブ那須白河で開催した。会員ほか報道関係者含め20名が出席した。例会では各社の近況報告、ホームページ開設、入会条件等活発な意見交換や情報提供が行われた。
例会は山中亨副会長(ミクロ電子㈱代表取締役社長)の司会進行で進められた。市村真佐人副会長(和光精機㈱代表取締役社長)の開会の辞のあと、髙木康彦会長(関西ロール㈱代表取締役社長)が「今回で記念すべきJRMの満15周年を迎えることができ、また第31回を現在も復興が進む福島県で開催したことには何か意味深いものがあると思います。昨年末から政権交代があり、市場は景気回復への期待感が高まっています。この15年間で市場は国内から世界へと拡大していき、増々競争が激しくなっていきます。2時間に及ぶ例会ですが、今回もこの会がより情報公開の場となり、またJRMのホームページ、展示会の提案等もあります。忌憚のない情報交換をしていただき、各会員にとっていい報告になればと思います」とあいさつした。
議題は玉置篤会計(㈱小松原代表取締役社長)から事業報告、決算報告が行われ、次に出席会員による近況報告が行われた。
会員企業の近況報告では、国内での設備投資が減少しでゴム機械等は厳しい状況、タイヤメーカーのグローバル展開が加速するなか、東南アジア各国の割合が増えている、売上では海外比率が半分を占めるようになってきている、コストダウンのため部品の海外調達を増やしている、円安効果で国内の設備更新に期待したい、国内ではメンテナンスなどのアフターサービスを強化していく、昨年の業績は厳しい状況ではあったが今年の業績予想は横ばいになる見込み―などの報告があった。
会員の近況報告終了後、弊社が製作したJRMのホームページのプレゼンテーションが行われた。
同ホームページは4月1日から開設し、同ホームページの特長、構成、効果等の解説があり、また同ホームページの目的として、JRMの活動をより多くの人に理解してもらうための認知度向上や、会員増強につなげる等の狙い等が含まれている。
また6年ぶりに5月29日に開催されるプラテックス大阪2013(会場はインテックス大阪)のカタログ展示コーナーへの出展等の説明も行われた。
さらに、討議として鈴木康三氏(㈱松田製作所代表取締役社長)からJRMが15周年を迎えるに当たり、新しい会員数の増加をするため、入会条件の見直し等の提案等があり、積極的に会員増強を推進していくことで決議され、また海外研修等について会員から活発な意見交換が行われた。
閉会の辞は玉置篤会計が述べ、その後懇親会に移り、相互の親睦を深めて、全日程が終了した。
次回の例会は名古屋で10月16日に開催される。