日本ゴム工業会は4月26日、東京・大手町の経団連会館で理事会並びに平成25年度通常総会を開催した。
第302回理事会は、会員の異動やゴム製品生産実績、労務・資材委員会報告が事務局より行われた。通常総会では、平成24年度事業並びに収支決算報告、平成25年度事業計画案、収支予算案などが審議され、原案通り承認、可決された。
荒川詔四会長は健康上の理由から、会長辞任を願い、第4号議案として「会長の補充選任に関する件」が審議され、ブリヂストンの西海和久代表取締役COOが後任の会長に選任された。任期は荒川前会長の任期を引き継ぎ1年間。
退任に際して荒川氏は「2年1期のつもりで会長職を引き受けたが、途中の1年で退任となり、大変申し訳なく思う。昨年、正副会長会議の設置を承認いただき、将来に向けての勉強を進めてきた。会議を重ね、当会の方向性も見えてきたので、新会長の西海氏には新たな発展を目指していただきたい」などと語った。
西海新会長は自身の職歴について触れ「製造現場を担当し、もの造り、チームワークの大切さを人一倍熟知していると自負している。ご出席の皆様とともに、日本ゴム工業会が将来につながるような活動を進めていきたい」と抱負を込め、就任あいさつを述べた。このあと西海氏は会長として第303回理事会を開き「相談役委嘱の件」を諮り、過半数の賛成を得て荒川氏は日本ゴム工業会相談役に就いた。
平成25年度の事業計画については、従来の調査研究活動を中心に実施するが、正副会長会議で一般社団法人への移行も視野に入れ、本年度以降、具体的な提案を行い、これを踏まえて適宜対応していく。
2013年04月29日