墨東ゴム工業会(杉本浩志会長)は19日、平成24年度定時総会を東京にある曳舟文化センターで開催した。会員や賛助会員を含めた約27人が参加。各議案は原案通り全て満場一致で承認された。
司会は右川信司理事のもと行われ、杉本会長が議長に選出された。
議案は平成24年度事業報告、同決算報告、平成25年後事業計画案、同収支予算案、平成25・26年度役員改選―など。
平成24年度の事業報告では、通常の定例行事のほか10月10日に都内ホテルで「墨東ゴム工業会創立50周年記念式典パーティ」を開催、昨年5月22日に開業した東京スカイツリー関連イベントで墨田区を紹介する展示会に出展、同工業会のホームページ開設等の報告があった。会計監査、監査報告には、監事の田中良幸氏が担当。
平成25年後事業計画案では、今年も東京スカイツリータウン・ソラマチで墨田区を紹介する展示会に出展する予定になっている。続いて平成25・26年度役員改選は、杉本会長が再任された。
総会終了後、㈱加藤事務所の代表取締役社長加藤進一氏による講演を開催。演題は「2013年度ゴム業界の近況と展望」とし、テーマが「合成ゴム値上げ問題、シェールガス革命の影響は? ブタジエンは今後どう動くか?」で行われた。
加藤氏は国内外の天然ゴムのマーケット、2013年のゴム原材料全体の動向、2012年以降のタイヤ向け原材料消費、ナフサ価格の動向、どうして購入ブタジエン価格がこんなに上がるのか、フェールガスの影響は、ゴム材料マーケットの最近の話題等を解説した。参加者は加藤氏の講演に熱心に耳を傾け、講演後の質疑応答も活発に行われた。
講演終了には懇親会が行われ、右川理事が司会進行した。杉本会長は「今年は去年より、ゴム業界を盛り上げるために努力をしていき、皆様と力を合わせていきたいと思いますのでご協力お願いします」とあいさつした。
懇親会は会員相互の親睦を深める機会と情報交換の良い機会となった。