横浜ゴムは4月30日、車いす用エアーセルクッション「Medi―Air1(メディエアワン)」を、東京大学医学部・医学部附属病院の「健康と医学の博物館」が開催する企画展「健康長寿を支える身体(からだ)の医学―立つ・歩く」に展示すると発表した。
パネルで同製品の機能や特徴を紹介するほか、デモ機を車いすに設置した状態で展示し、来場者が実際に試せるようにしている。
「健康と医学の博物館」は東京大学本郷キャンパス内にあり、企画展の開催は8月11日まで、開館時間は10時〜17時で入場料は無料(毎週月曜休館)。
車いす利用者の臀部の床ずれを防止する目的で開発したエアーセルクッション「Medi―Air」シリーズは、車いす用としては世界で初めて底付き手前検知センサーを実用化した。
2010年9月に発売した「Medi―Air1」は、コンピュータ制御により臀部の底付き検知から利用者に最適な空気量調整と除圧動作を全自動で行う仕様になっている。また、2012年5月には、底付き手前検知を音で知らせ利用者が空気量調整を手動で行う「Medi―Air Sky」を発売した。同シリーズは、東京大学大学院医学系研究科(健康科学・看護学専攻 老年看護学・創傷看護学分野)の真田弘美教授の研究室との共同研究により開発された。
「健康と医学の博物館」は、東京大学医学部・医学部附属病院創立150周年記念事業の一環として2011年1月に開館。常設展示と企画展示の2つから構成されており、企画展示では現在の医学・医療の中から一般の方にも関心が高いテーマを取り上げて紹介している。
2013年04月30日