ブリヂストンは4月30日、タイに建設する建設・鉱山車両用ラジアルタイヤ(ORR)新工場の建設予定地で、現地時間4月29日午前に定礎式を実施したと発表した。
定礎式には、建設予定地の工業団地関係者、建設会社関係者を招き、同社グループからは同社代表取締役CEOの津谷正明氏、新工場の運営を担うBridgestone Specialty Tire Manufacturing (Thailand) Co., Ltd.(BSTMT)社長の金子茂氏らが出席した。式典では現地慣習に従い工事の無事を祈念する読経が行われた後、末永い繁栄を願い、出席者により礎石が設置された。
ORRは全世界の鉱山、採石場、港湾及び建設現場等の車両で使用されている。同社グループではこれまで日本及び米国のみでORRの生産を行っていたが、今回の新工場建設によって、旺盛なタイヤ需要に対応するとともに事業環境の変化に柔軟に適応する生産供給体制の構築が可能となる。新工場は2015年上期の生産開始を予定、2019年上期には日産約85トンの生産能力を見込んでいる。
同社グループは常に市場の需要動向に迅速に対応し、お客様により高品質な商品をタイムリーに提供できる生産体制を構築していく方針。
〈BSTMTの概要〉
▽工場建設予定地=タイ ラヨーン県 アマタ・シティ工業団地
▽生産品目=建設・鉱山車両用ラジアルタイヤ(ORR、中小型及び一部大型)
▽代表者名=金子茂
▽敷地面積=約87万㎡
▽生産開始=2015年上期(予定)
▽生産能力=約85トン/日(2019年上期予定)
2013年04月30日