ブリヂストン  為替円安で営業利益18%増

2013年05月08日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンの2013年12月期第1・四半期連結決算は売上高が7945億円、前年同期比9・4%増、営業利益744億円、同18・1%増の増収増益となった。為替円安により前年同期に比べ売上高で940億円、営業利益で210億円のそれぞれプラスとなった。また、原材料価格の低下も収益を押し上げた。

 タイヤ部門は日本では乗用車及びトラック・バス用タイヤの販売本数が新車用が減少した影響を受け前年同期実績を下回ったが、北米タイヤ事業が順調に推移したほか、欧州のトラック・バス用市販用タイヤの増加、アジア・大洋州では乗用車用の新車用タイヤが増加、中国では乗用車、トラック・バス用タイヤの販売本数が前年同期実績を上回るなど海外事業が好調に推移した。特殊タイヤは、建設・鉱山車両用ラジアルタイヤの販売量が前年同期を上回り堅調に推移した。

 この結果、タイヤ部門の売上高は6753億円、前年同期比12%増、営業利益は679億円、同19%増となった。
 多角化部門は国内事業の販売減少で売上高が1224億円、同4%減となったものの、営業利益は64億円、同7%の増益となった。

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