住友ゴム工業の2013年12月期第1四半期連結決算は、売上高が1638億6000万円、前期比1・8%減、営業利益149億6400万円、同6・5%減、経常利益143億6800万円、同15・4%減の減収減益となった。四半期純利益は89億9300万円で同11・0%減。
営業利益段階では、原材料価格(79億円)、為替益(17億円)、産業品他(1億円)が増益要因となったが、価格(38億円)、数量・構成(31億円)、直接原価(5億円)、固定費(6億円)、経費増(18億円)、スポーツ(9億円)が減益となり、差引き10億円の減益となった。
タイヤ事業の売上高は1421億900万円、同2・2%減、営業利益137億6200万円、同2・0%減となった。
スポーツ事業の売上高は140億6200万円、同4・5%減、営業利益6億2000万円、同58・1%減となった。国内市場は市況改善がみられたが、海外市場は天候不順や欧州の景気低迷により力強さに欠ける状況が続いた。
産業品他事業の売上高は76億8800万円、同10・8%増、営業利益5億7900万円、同20・9%増となった。戸建て住宅向け制震装置「ミライエ」の拡販やプリンター、コピー機用精密ゴム部品や医療用ゴム栓など高機能ゴム製品が順調に推移した。