西川ゴム工業の2013年3月期連結決算は、売上高707億2100万円、前期比17・1%増、営業利益68億500万円、同124・9%増、経常利益71億5100万円、同127・7%増。当期純利益は44億8300万円で同170・8%増。
同社はグローバルでの拡販活動を継続するとともに、西川ゴムグループ総コスト低減活動を強力に推進した結果、増収増益となったとしている。
〈自動車部品事業〉
自動車部品事業については国内自動車生産が、上半期は政府による補助金制度が寄与し、補助金制度終了後の下半期においても急激な需要後退とならず、通期実績は前年を若干上回る生産台数となった。海外における自動車生産台数は北米市場が急速に回復したことに加え、アジア新興国での市場が堅調に拡大したことに支えられ、対前年を大きく上回った。
この結果、売上高は662億8100万円、同18・8%増、営業利益は61億5400万円、同147・9%の大幅増となった。
〈一般産業資材事業〉
主力分野である建住関連製品は、新設住宅着工戸数が対前年を上回って推移する中、新たに高耐候性能を有する製品を開発・販売したが、土木・医療関連製品等が低調に推移し、売上高は44億4000万円、同3・2%減、営業利益は原価低減活動を推進した結果、6億5000万円、同19・8%増となった。
2014年3月期の連結業績見通しは、売上高は739億円、前期比4・5%増、営業利益は67億円、同1・6%減、経常利益は70億円、同2・1%減、当期純利益は44億円、同1・9%減を見込んでいる。
2013年05月15日