昭和ホールディングスの2013年3月期連結決算は、売上高74億500万円、前年同期比24・3%増、営業利益7億5800万円、同106・8%増、経常利益9億2800万円、同52・3%減、四半期純利益1億100万円、同95・0%減となった。
売上高においては、主にファイナンス事業において一昨年の洪水の影響が払しょくされ、営業拡大により新規契約数が急速に拡大し、月間新規契約数記録を連続で更新するなど飛躍的な成長が続いており、好影響が出始めている。また、その他の事業においては売上高が横ばいとなっている。このため、売上高は拡大基調となった。営業利益においては、ファイナンス事業の利益が躍進し、ゴム事業においても大幅に損失を縮小した。コンテンツ事業の減益の影響はあったが、大きく営業利益を伸ばす結果となった。
〈ゴム事業〉
ゴムライニングの受注は前年同期比106%と堅調に推移。型物製品は円高による輸出関連製品の減少により当連結第3四半期までは低調に推移したが、当連結第4四半期に至ってガスケット、インシュレーターなどの売上が増大し、前年同期並みの売上を確保した。食品医療用品は少子化、輸出関連製品の減少などにより低調に推移した。この結果、売上高は20億1825万円、同0・3%減、営業損失は378万円(前年同期は営業損失1億6459万円)となった。
〈スポーツ事業〉
主力であるソフトテニスボールは前年同期並み、ウエアーブランドである「ルーセント」が堅調に推移し、前年同期並みの売上を確保した。この結果、売上高は13億8800万円、同0・3%減、営業利益は2億1654万円、同5・2%増となった。
2014年3月期の連結業績予想は、売上高が83億円、前期比12・1%増。営業利益は15億円、同97・9%増、経常利益が61・6%増、当期純利益が5億5000万円、同444・6%増を見込んでいる。
2013年05月21日