横浜ゴムは17日、マンション・ビル等コンクリート外壁用目地材の主力製品である建築用2成分形ポリウレタン系シーリング材「UH―01NB」をリニューアルすると発表した。
同製品の5月製造分から順次市場に投入する。
今回は、低粘度・高チクソ化による作業性の向上、初期接着性の改善を行い、さらなる品質の安定を実現した。混練性の向上技術(基材と硬化剤の比重差を無くす事による向上)は従来品から継承している。
また、シーリング材表面に塗装等が施されるポリウレタン系シーリング材では、露出で使用されることが無い為、着色及び混合確認の為に使用していたカラーマスターを不要とし、主剤・硬化剤のみの仕様とした。
カラーマスターを使用しない事で、在庫管理や現場作業工程の短縮など、使用者の負担軽減に貢献することが期待できる。
このほか、従来品と同様、シーリング材成分が表面の塗装膜へ染み出し、汚染することの無いノンブリード仕様になっている。また、環境面では、日本シーリング材工業会のF☆☆☆☆認定を取得している。
更なる市場ニーズへのきめ細かな対応を行うことによって、建築用シーリング材分野でもより一層の拡販と市場地位の向上を目指していく。
2013年05月17日