日本プラスチック工業会連盟がまとめた3月のプラスチック原材料生産実績は前年同月比2・4%増の85万3531トンとなった。
主な原材料でみると、熱硬化性樹脂の合計は7万6872トンで前年同月比4・1%減となったが、その中でエポキシ樹脂が同19・0%減の1万359トンと減少率が高かった。
熱可塑性樹脂の合計は75万7980トンで同4・1%増となった。その中で、低密度ポリエチレンは同16・7%増、高密度ポリエチレンは同39・2%増、AS樹脂は同17・6%増、石油樹脂は同47・9%増、ポリビニルアルコールは同25・3%増、ポリアセタールは同23・0%増、PET樹脂のその他は同28・8%増と大幅な増加となった。一方、エチレン酢ビコポリマーは同49・0%減、メタクリル樹脂は同27・4%減、ふっ素樹脂は同14・0%減、PBT樹脂は同23・3%減と大幅な減少を示した。
この結果、1―3月累計のプラスチック原材料生産実績は前年同期比1・2%減の262万9870トン。主な原材料では、特にAS樹脂が同23・0%増となった。