塩ビ工業・環境協会は2013年で3回目を迎える「PVC Design Award 2013」を開催する。
「ソフトPVCで日本の力をためす」をテーマに、5月7日より国内外未発表の「デザイン提案」を広く一般から、7月1日より既存の製品(試作品や中間素材を含む)を塩ビ関連企業や社員などから募集する。
同コンテストは、PVC(塩ビ樹脂)の中でも柔軟性があり、加工性・印刷性・透明性等に優れるソフトPVCの特長を生かした独創性・実用性等にあふれる「デザイン提案」や「製品」を募集。その中から将来、PVCの可能性を拡げるような魅力あるモノを選定・表彰し、業界の活性化と発展を図るもの。前回は全国から合計144点の「作品」(今年から「デザイン提案」に改称)と98点の「製品」が集まった。
応募方法は、「デザイン提案」は所定の応募用紙とプレゼンテーションシートに必要事項を記入して「〒104―0033 東京都中央区新川1―4―1六甲ビル8F PVC Design Award事務局」宛に8月7日必着で郵送。「製品」は所定の応募用紙に、販売後5年以内の製品か試作品または中間加工素材を添えて「〒107―0051 東京都港区元赤坂1―5―26東部ビル3F日本ビニル工業会」宛に10月1日必着で郵送。集まった「デザイン提案」と「製品」は分けずに、同等のモノとして厳正な審査を行い、大賞(1点)には賞金100万円、優秀賞(3点)には賞金各10万円、入賞(10点)には賞金各2万円を贈呈する。
主催者は、新たなビジネスを拓く可能性のある「デザイン提案」には、商品化に向けた積極的なサポートとマッチングを行い、新規プロダクトとして世の中に送り出すとともに日本の製造業とデザインの力を世界に発信していきたいとしている。
最終審査の結果発表と表彰式は10月28日に東京都千代田区の如水会館で行ない、日本ビニル工業会のホームページ等でも公表予定。
主催はPVC Design Award 実行委員会として、東日本プラスチック製品加工協同組合、中日本プラスチック製品加工協同組合、西日本プラスチック製品加工協同組合、日本ビニール商業連合会、日本ビニル工業会、塩ビ工業・環境協会の6団体が行う。
協賛は九州ビニール製品工業会、後援は経済産業省、公益社団法人日本インダストリアルデザイナー協会。
応募対象は、デザイン提案は国内外未発表のソフトPVCを使用する提案、製品は国内で流通している販売後5年以内のソフトPVC製品か試作品、または中間加工素材(使用製品を明示すること)。デザイン提案・製品ともソフトPVC使用の家具、鞄、履物、衣料装飾品、文具等の生活用品や、シート、フィルム、壁紙、建設機械用具等の産業業務用品などとし、用途は限定しない。また、メインの素材がソフトPVCであれば、金属、布地、他のプラスチックなどとの複合品も可。応募資格は、デザイン提案は個人、グループ、年齢、性別、職業、国籍等不問。製品は主催、協賛の会員及び協賛会員の会社や社員、または主催、協賛の会員の推薦を受けた人。
2013年05月23日