韓ソンウォン 13年第1四半期決算発表

2013年05月23日

ゴムタイムス社

 韓ソンウォン社は23日、2013年第1四半期の決算を発表した。
 売上高は1743億4400万韓国ウォンで、総利益は330億8800万韓国ウォンを計上、前年同期比で10・5%増加した。EBITは186億2200万韓国ウォンに大幅増加し、EBIT率は前年同期比で7・6%ポイント上昇し10・7%となった。当期利益は77億2200万韓国ウォンを計上し、同600%を超える増加となった。
 同社グループのCFOおよび執行委員会メンバーであるハンス ピーター・ヴュスト氏は、「2013年第1四半期は当期利益を前年同期の10億9300万韓国ウォンから77億2200万韓国ウォンと大幅に増加し、私たちはこうした良好な結果をお知らせできることを嬉しく思います。
 ポリマー安定剤の売上は、今期についても良好な結果を支える主軸であり、ほとんどの地域において取引量が微増を示しています。売上高については、価格に対する市場要求と原材料費およびエネルギー費の上昇というトレンドが反映される結果となりました。しかしながら、当社が進めるコスト管理の徹底と、当社が引き続き継続している一貫生産体制への投資による第3者サプライヤーへの依存を軽減する技術導入によって、健全な財務状況を継続しています。」とコメントした。
 同社グループの会長兼CEOおよび執行委員会ヘッドである朴鍾昊氏は今後の見通しについて、「これら第1四半期の結果は、当社の2013年事業計画が順調に推移していることを示すものです。また、ゆっくりではありますが堅実な回復基調にある米国と中国の経済そして新興市場の安定成長は、2013年第2および第3四半期の緩やかな成長を支えるものと見ています。過去2年の動きをみると、第2および第3四半期は堅調、第4四半期は軟調、そしてまた復調するという傾向にあります。ポリマー安定剤の需要は米国と中東で増加しており、これはシェールガスと安価な原材料費に起因するポリオレフィン部門の成長によるものです。OPSについてもソンウォンは欧州、米国、中東の製造拠点からの供給によって、引き続き同製品のポジション強化に努めます。当社『SONGCAT DOTO』工場の拡張についても、計画通り今年中盤に稼働を開始し、2013年後半における錫安定剤の売上を増加するものと見ています。また、お客様へ一層確実に製品をお届けするため、当社はサプライチェーンの組織を発表し、これにカスタマーサービス、SOIP(セールスオペレーションと在庫計画)、調達、物流およびOPSを組み入れました。これら機能の統合によって、原材料からお客様の満足に至るまでの全過程を最適化します。当社はさらなる成長に向けて、全事業にわたり経営資源を増やしています。成長とお客様の満足には、それを可能にするインフラが必要です。ソンウォンは組織への投資を通じ、当社のお約束である『Salient in Additives(添加剤の先駆者)』をお届けしてまいります」と述べた。

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