日本バルカー工業の2013年3月期連結決算は、売上高377億7800万円、前年同期比2・2%減となった。利益面は、営業利益12億4000万円、同52・5%減、経常利益13億5500万円、同49・9%減の減収減益となった。当期純利益は8億3700万円で同51・8%減。
同社グループは、第6次中期経営計画「NV・S6(NewValquaStageSix)」に掲げた戦略を着実に実行し、顧客対応力の強化と海外展開の加速に注力してきた。
シール製品事業は、自動車関連向けや海外プラント向けの販売が堅調に推移する一方、定期修繕需要などの国内プラント機器、半導体関連、産業機械向けの需要が伸び悩み、売上高は275億100万円で前年同期比5・2%減となり、営業利益は17億8500万円で同38・9%減となった。
機能樹脂製品事業は、半導体設備投資の抑制や中国市場における景況悪化などの影響を受け、売上高は73億7100万円で同13・2%減となった。また、営業損失は1億7700万円(前期は営業利益300万円)となった。
環境関連事業の売上高は29億500万円、同154・5%増、営業損失は3億6800万円となった(前年同期におけるメンブレン製品事業のみの売上高は4億2600万円、営業損失は3億8700万円)。
通期の連結業績は、売上高390億円、前期比3・2%増、営業利益20億円、同61・2%増、経常利益19億円、同40・1%増、当期純利益11億円、同31・3%増を見込んでいる。
2013年05月24日