環境技術・システムが一堂に 605社2063小間が出展
環境対策技術などを展示する「2013NEW環境展」が、東京ビッグサイトで21日から24日の4日間開催された。今回で22回目となる同展の出展社数は605社と前年を上回った。環境関連の最新技術、システムが一堂に集まり、多くの来場者が訪れた。
早川ゴムが耐放射性ゴム材料を訴求
早川ゴムは、放射能が発生する環境下で他のゴム材料には無い優れた耐久性を有する放射線遮蔽ゴム製品を出展した。この放射線遮蔽ゴムは高放射線領域で長期間使用可能な耐放射線性ゴムに微細な金属粉を均一に分散させた放射線遮蔽材。高密度でありながらゴム特有の柔軟性を保持させることに成功した。同製品は日本原子力研究開発機構との共同成果であり、J―PARC施設の耐震可とうジョイント、ふくしま第1原発のバルブ弁として利用されており、販売も各種x線検査分析装置、各種放射線医療関連機器向けなどの医療用機器関連での採用が高まり前年に比べ倍増している。このほか、医療用(治療)向けに開発された中性子吸収シートも展示されており、各種シートやフレコンバッグなども開発・販売中。
ホーライ
リサイクル機器総合メーカーのホーライは、破砕・粉砕機、減容機、造粒機を中心に、機械、処理サンプルを出品。リサイクルに伴う適切な前処理のために、さまざまな処理物に適した機会を開発。機械と実際の処理サンプルなどを合わせて展示した。
三洋貿易
三洋貿易は、リサイクル業界に適する、ポータブル性を重視した金属・プラスチック材料判別器を紹介。金属材料判別器は非鉄金属の材料を約1秒で判別、アルミ合金、ステンレス鋼、銅合金に対応、出荷前検査などに利用。プラスチック判別器は廃プラスチック、家電リサイクルなどを効率的に仕分け、コスト削減に繋げることが可能。