横浜ゴムは、ハイパフォーマンス低燃費タイヤ「BluEarth-A(ブルーアース・エース)」をリニューアルし、7月1日から発売すると発表した。国内のタイヤラベリング制度において、転がり抵抗性能では「A」を維持しながら、ウェットグリップ性能を従来の「b」から最高グレードの「a」に進化させた。今回「A/a」グレードとなるサイズは、195/65R15 91H~245/35R20 95Wの全45サイズ。175/65R14 82H~235/30R20 88Wの18サイズについては「A/b」グレードの現行商品を継続販売する。価格はオープンプライス。
「BluEarth-A」は低燃費タイヤでありながら、“走りのYOKOHAMA”ならではのドライビングプレジャーを追求し、高い運動性能と快適性を実現した低燃費タイヤとして2012年2月に発売された。
今回のリニューアルでは、排水性と高剛性を両立した専用非対称トレッドパターンや大型セダンの荷重にも耐えうる専用プロファイルを踏襲しつつ、YOKOHAMAの先進コンパウンド配合技術「ナノブレンドゴム」を全面的に見直した。
従来のナノブレンドゴムは、特性の異なる2種を配合した「ダブルシリカ」、グリップ力を高める「オレンジオイル」を採用していたが、今回はウェット性能強化のために新たなナノブレンドゴムを開発。シリカとオレンジオイルを増量し、「A/b」グレードを実現した。
この結果、優れた低燃費性能や耐摩耗性能を維持しながら、ウェットグリップ性能をはじめとする運動性能が大幅に向上した。また、静粛性や快適性、乗心地、ロングライフなど多くのユーザーが求めるトータル性能をハイレベルでバランスさせたほか、リニューアルに合わせてタイヤラベルのデザインも変更した。