横浜ゴムは「環境性能のさらなる向上+人に、社会にやさしい」をテーマとした乗用車低燃費タイヤブランド「BluEarth(ブルーアース)」のフラッグシップとなる「BluEarth-1 EF20(ブルーアース・ワン・イーエフ・ニーマル)」を7月から発売する。新商品は国内タイヤラベリング制度で転がり抵抗性能「AAA」、ウェットグリップ性能「a」の最高グレードを獲得した。発売サイズは195/65R15 91Hの1サイズ。価格はオープンプライス。
同タイヤは、従来品「BluEarth-1 AAA spec(ブルーアース・ワン・トリプルエースペック)」をさらに進化させ、「AAA」の低燃費性能を損なうことなくウェットグリップ性能を大幅に高めた。先進のコンパウンド配合技術「ナノブレンドゴム」を世界最高性能の大型放射光施設「SPring-8」で検証し、より精密に、より高性能にチューンアップすることで低燃費、ウェットグリップの双方の性能をさらに高次元でバランスさせた。
また、接地面積を拡大した非対称トレッドパターンが高いウェットグリップと剛性を発揮する。従来品同様、YOKOHAMA独自のタイヤエアロダイナミクス技術を駆使し、燃費向上に貢献する「ディンプルサイドデザイン」や「フラットロゴデザイン」も採用している。プロファイルも見直し、「多目的遺伝的アルゴリズム」を導入して専用の低燃費構造を開発した。
さらに、空気漏れを抑制する新素材インナーライナー「AIRTEX Advanced liner(エアテックス アドバンスド・ライナー)」やロードノイズを低減する「サイレントリング」を継続採用。タイヤの空気漏れに対する安心感や静粛性の向上に加え、車外通過騒音を一段と低減するなど周辺生活環境にも配慮した低燃費タイヤに仕上げている。
同シリーズは現在、従来品の「BluEarth-1 AAA spec」以外にハイパフォーマンス低燃費タイヤ「BluEarth-A(ブルーアース・エース)」、ミニバン専用低燃費タイヤ「BluEarth RV-01(ブルーアース・アールブイゼロワン)」、低燃費スタンダードタイヤ「BluEarth AE-01(ブルーアース・エーイーゼロワン)」を販売している。
2013年05月30日