竣工式式典 笠井ＭＤ挨拶
東洋ゴム工業株式会社会長中倉様、マレーシア国際貿易産業省次官ダト ドクター レベッカ ファティマ サタ マリア様、在マレーシア日本国大使館 中村滋特命全権大使、本日ご出席頂いております全ての皆様、Ｔｏｙｏ Ｔｙｒｅ Ｍａｌａｙｓｉａの笠井です。
本日は東洋ゴム工業株式会社会長中倉様におかれましてはマレーシアにお越しいただき、今朝の竣工式式典にご出席いただき誠に有難うございます。Ｔｏｙｏ Ｔｙｒｅ Ｍａｌａｙｓｉａとしては中倉様ご自身がこの東洋タイヤの新たな施設の進展にご興味をもってくださったことを光栄に思っております。
さらにお越しいただいたマレーシア国際貿易産業省次官、ダト ドクター レベッカ ファティマ サタ マリア様、およびご来賓の皆様をお迎えし本日を祝えることを心から喜んでいる次第です。
このマレーシア工場は２年後にフル稼働した時には我社の海外最大工場となる予定で東洋ゴムのグローバル事業展開の重要な拠点となります。
この１４８エーカー内に新たな施設は２０１２年５月に建設が開始し１年たった今、東洋ゴムの特有技術により乗用車、ＭＰＶ、ＳＵＶ／４ｘ４用タイヤの生産開始に向かっています。
当初の年間生産量２５０本は２０１５年までに倍増する予定です。
東洋ゴム特有技術によりマレーシアで製造されるトップクラスの性能と品質のタイヤは世界市場向けで８５％が東南アジア、中東、欧米に輸出されます。
さらにマレーシア工場の特徴は東洋ゴムの新しい最先端生産システム、Ａ．Ｔ．Ｏ．Ｍ．（Ａｄｖａｎｃｅｄ Ｔｉｒｅ Ｏｐｅｒａｔｉｏｎ Ｍｏｄｕｌｅ）によって運営される事です。社内開発されたＡ．Ｔ．Ｏ．Ｍ．は高度な自動化、多品種・小ロット能力を持つ非常なスケーラブルなシステムでより高いレベルの生産性、品質、効率を低コストで提供します。Ａ．Ｔ．Ｏ．Ｍ．は生産計画の変更に柔軟に対応できる特徴を持つのです。
ご覧のとおりマレーシアは東洋ゴムの将来にとって大事な位置づけとなります。８億リンギの資本投資、８００名の従業員、生産および輸出戦略、などを行った結果Ｔｏｙｏ Ｔｙｒｅの重要拠点、世界への踏み台（ｓｐｒｉｎｇｂｏａｒｄ）になることでしょう。
この他Ｔｏｙｏ Ｔｉｒｅ Ｍａｌａｙｓｉａは東洋ゴムの中で初めて顧客満足度を強化するための新たなリテールコンセプト、プロ並みのサービスを提供するワンストップセンターである Ｔｏｙｏ Ｐｒｅｍｉｕｍ Ａｕｔｏ Ｃｅｎｔｒｅｓ とＴｏｙｏ Ａｕｔｏ Ｃｅｎｔｒｅｓ、を立ち上げました。
２０１２年９月に開始以来、すでに７店舗オープンし、年末までには倍の数をマレーシアの主要都市に設ける予定です。これらＴｏｙｏ Ａｕｔｏ Ｃｅｎｔｒｅｓはこの国で急成長するタイヤセグメント、ハイパフォーマンス、ウルトラハイパフォーマンス タイヤを提供するチャンネルとなります。
従って我社はまもなく日本やオーストラリア車の輸入税削減によりマレーシアでの販売台数増加、これによるタイヤ需要増加を捕らえることができるのです。今年は新たに２００種が導入されると報告されており、結果として自動車業界の今年度台数は約６４万台となります。
この期待される展開は東洋ゴムにとって良い事であり今後売上が伸びる自信となっています。
マレーシアとのスマートパートナーシップは時間と共に強化されるでしょう。マレーシア政府、国民の皆さんには東洋ゴムにとって良いホストであることを感謝し、我社の習慣どおり良い、責任感のある社会のメンバーとして貢献することをお約束します。
本館には太陽パネルを６０８枚設置しこれによりピーク時には１４０キロワットが供給されます。ビルの消費量は十分まかなえます。さらに本館には低電力消費のＬＥＤ照明しか使われていません。
このような環境対策に加えタイピン地域社会の教育ニーズを満たすために奨学金制度を現在計画中です。
Ｔｏｙｏ Ｔｙｒｅ Ｍａｌａｙｓｉａはすべての面で明るく頼もしい将来が待ち構えています。しかしこれは関係者の皆様により当施設が予定通り無事完成され、しっかりとした基盤ができたおかげです。
この場をお借りし長い時間をかけて設備や機会の設置、現地従業員の研修により、今日の準備ととなった状態を作り上げてくださった東洋ゴム工業株式会社の方々にＴｏｙｏ Ｔｙｒｅ Ｍａｌａｙｓｉａを代表しお礼を申し上げます。
さら支援およびサポートをしていただき工場の完成に貢献してくださった連邦、および州政府、地方自治体や機関の方々にもお礼申し上げます。
大変ご多忙のなか、当社マレーシア新工場にお運びいただき、誠にありがとうございました。
会長におかれましてはＴｏｙｏ Ｔｙｒｅ Ｍａｌａｙｓｉａの歴史的式典お越しいただき誠に有難うございました。
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