マレーシア工場竣工記念式典
5月8日現地時間午前11時過ぎからマレーシア工場で竣工記念式典が行われた。
式典には、同社中倉健二代表取締役会長のほか、笠井完二タイヤ事業本部アジアオセアニアビジネスユニット長はじめ、首脳陣と社員、現地からはマレーシア国際貿易産業省セクレタリーはじめ、中村滋在マレーシア日本国大使館特命全権大使、マレーシア政府、ペラ州政府等の行政代表者ほか、地元・タイピンの地域代表者や工場建設関係者等約350名が出席した。
式典冒頭、マレーシア国歌、日本国歌が流された後、来賓の紹介が行われ、マレーシア人によるお祈りが行われた。
挨拶にたった中倉健二代表取締役会長は「TTMには当社独自のタイヤ工法ATOMの要素技術を採り入れた。世界に通用する高性能な低燃費タイヤをこの工場から供給するなど、テクノロジーを駆使してジャパン・クオリティを実現する。マレーシア発の高性能で高品質なタイヤを国内外のお客様にお届けし、TOYO TIRESを選ぶことが正しい選択である、という安心を実現していきたい。新工場の存在がタイピン地域社会やマレーシア経済の発展に少しでも貢献していきたい」と語った。
引き続き挨拶に立った、トーヨータイヤマレーシアの笠井完二社長は「マレーシア工場は2年後にフル稼働した時には、東洋ゴムの海外最大工場となる予定で、グローバル事業展開の重要な拠点となる。同工場の特徴は当社の最先端生産システムATOMによって運営される。このシステムは高度な自動化、多品種・小ロット能力を持つ非常なスケーラブルなシステムでより高いレベルの生産性、品質、効率を低コストで提供する。マレーシアは当社の将来にとって大事な位置づけとなり、世界への踏み台(springboard)になる」と述べた。
来賓を代表して挨拶したマレーシア国際貿易産業省のレベッカ次官は、「12年のマレーシアのタイヤ輸出が前年比3・3%増の8億730万リンギだったとし、さらに今後も拡大の余地がある」と指摘。「新工場でタイヤ技術の向上や環境に配慮した製品を生産することで、タイヤ輸出の拡大につながる。マレーシアは地理的にアジア太平洋地域の活気を有利に活用でき、そういう意味でも東洋ゴムがマレーシアに生産拠点を拡大したことは正しかった。皆さんのマレーシアでの活動を今後も支援する」などと挨拶した。
その後、同社の企業紹介動画が上映され、テープカットセレモニー、中倉会長が記念ボードにサインをするセレモニーが行われた。
竣工式式典 中倉会長挨拶
マレーシア国際貿易産業省セクレタリージェネラル,ダト ドクターレベッカファティマ サタ マリア様、在マレーシア日本国大使館 中村滋特命全権大使、トーヨータイヤマレーシア センドリアン バハッド社長 笠井完二様、本日ご出席頂いております全ての皆様、東洋ゴムの中倉です。
本日は大変ご多忙のなか、当社マレーシア新工場にお運びいただき、誠にありがとう・・・続きを読む
竣工式式典 笠井MDご挨拶
東洋ゴム工業株式会社会長 中倉様、マレーシア国際貿易産業省次官 ダト ドクター レベッカ ファティマ サタ マリア様、在マレーシア日本国大使館 中村滋特命全権大使、本日ご出席頂いております全ての皆様、Toyo Tyre Malaysiaの笠井です。
本日は東洋ゴム工業株式会社会長中倉様におかれましてはマレーシアにお越しいた・・・続きを読む
竣工式式典 Rebecca次官ご挨拶
在マレーシア日本国大使館 中村滋特命全権大使、東洋ゴム工業株式会社会長 中倉様、トーヨータイヤマレーシア センドリアン バハッド 社長 笠井様、ご出席の皆様、まずToyo Tyre MalaysiaにMITIと私を竣工式式典へ招待してくださった事に対しお礼を申し上げます。東洋ゴムの海外施設では最大であるこの148エーカーの敷地に来る機会を与えられ光栄です。
さらに東洋ゴム工業のトップ・・・続きを読む