椿本チエイン 樹脂チェーンを発売

2013年05月31日

ゴムタイムス社

 椿本チエインは5月30日、コンベヤから搬送物が乗り移る際に発生するすき間を解消するタイプの「つばきプラスチックモジュラーチェーン レイズドリブタイプ」を6月1日より発売すると発表した。
 同社では、搬送用チェーン、搬送システムで培った搬送技術を駆使し、給油が難しい箇所、あるいは水がかかる環境下でも搬送物を効率よく搬送するなど、用途に合わせた多種多様なプラスチックチェーンを提供している。一方で、搬送物がコンベヤから乗り移る際、乗継部とチェーンの間にすき間が必ず発生し、そのすき間に搬送物が巻き込まれたり、引っかかるなどの課題があった。
 今回新たに、エスカレータの表面構造と同様の搬送面のチェーン(レイズドリブタイプ)と、コンベヤ出口に設置するくし歯状の乗継部品(トランスファプレート)を開発。この2つを組み合わせることにより、コンベヤからの乗継ぎ時に発生するすき間を解消し、スムーズな搬送を実現。
 チェーン上面に多数のリブを設けたレイズドリブタイプチェーンと、くし歯状のトランスファプレートを組合せることですき間を解消し、搬送物を巻き込みや引っかかりから守り、スムーズに搬送を行う。
 用途は飲料などの食品関連の容器搬送、ゴムなどのシート搬送、段ボール等で梱包された箱ものの搬送。
 発売品種は3種類。WT1907―K形(19・05mm)は低摩擦・耐摩耗仕様、低摩擦仕様、高温仕様。WT3827―K形(38・1mm)、WT5707―K形
(57・15mm)は低摩擦・耐摩耗仕様、高温仕様。価格・納期は都度見積。3年後の2016年度には1億円/年の販売計画を立てている。

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