日本ベルトエンドレス工業会 創立40周年記念式典を開催

2013年06月10日

ゴムタイムス社

 日本ベルトエンドレス工業会(野村和興会長)は6日、京都市右京区にあるらんざん(京都嵐山)で第40回定時総会ならびに創立40周年記念式典を開催した。  総会は司会で始まり、野村会長のあいさつ、議長は野村会長が選任され、総会は開始された。  議案は平成24年度事業経過報告、平成24年度収支決算報告、平成25年度事業計画案、平成25年度収支予算案を審議し、ともに承認、可決した。平成25年度事業計画は組織強化、業界活動、視察事業、会報の発行、調査研究等を通じて業界の改善発達を図ることを方針とした。  また役員改選の件では、野崎晃会長(東部・会長)、菅原孝夫副会長(東部・副会長)、澤田信彦副会長(中部・会長)、園尾卓士副会長(近畿・会長)が選任された。  新任された野崎新会長は「全国各地の会員と連携を取りながら、当工業会の発展のために精いっぱい行っていきたい、皆様のご理解、ご協力、ご支援を切に申し上げたい」とあいさつし、新役員が紹介され、総会は終了した。  次いで同会場で創立40周年記念式典を開催。冒頭に野村前会長は「私たちは10年前、東京で30周年を迎えたが、それからの10年間は「安全」をテーマに全国の会員様に標語を募集し、会員様の職場に掲載してもらうことで安全を啓蒙してきた。また作業する上で必要な資格等の勉強会を各地区で開催した。個人では難しいが、当工業会が行うことで参加しやすい環境を作ってきた。今後も厳しい状況が続くかもしないが、これからも知恵も汗を出していき、努力していきたい」とあいさつした。次いで来賓の紹介が行われ、来賓のあいさつでは、日本ベルト工業会・理事長の野澤信太氏は「日本ベルトエンドレス工業会と日本ベルト工業会は車の両輪にたとえらるが、この両者なくしてお客様が使用されるベルトはなりえない。この片方を支える皆様は創立以来40年もの長きに渡り、エンドレス技術やベルトの補修技術等の向上に努力されるとともに各種講習会を通じ、作業の安全化や環境問題にも取り組み、その成果が現在のベルトに多大な貢献をしていることに深く感謝したい」と述べ、西部工業用ゴム製品卸商業組合・理事長の祖父江一郎氏は「エンドレス加工はベルトをつなぐという目的ですが、人と人の輪をつないでいることも意味している。ベルトを販売する上では必要不可欠であり、この40周念を機にしてさらなる発展を遂げられるよう祈念している」と語った。  次いで記念講演会として「ベルトエンドレス業界の現状と未来を探る」の演題で㈱ポスティコーポレーションの代表取締役社長の秋山邦男氏が講演を開催した後記念撮影が行われた。その後、夕方から後懇親会が行われ、お互いの親睦を深める機会となった。

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