日本免震構造協会 通常総会を開催

2013年06月10日

ゴムタイムス社

  一般社団法人日本免震構造協会(西川孝夫会長)は4日、東京の明治記念館で平成25年度通常総会および懇親会を開催した。
 通常総会では平成24年度事業報告の件、平成24年収支決算の件などの議案を審議・承認され、報告として平成25年度事業計画および収支予算の件、近未来問題検討会報告、データ集積結果報告、研究助成決定報告、創立20年記念事業等が報告された。
 総会終了後、第14回日本免震構造協会賞の表彰が行われた。今回の表彰は技術賞1件、作品賞3件、普及賞5件となった。
 夕方からは、懇親会が開かれ、会員企業をはじめ関係者らが出席。冒頭、西川会長は「先ほどの日本免震構造協会賞の表彰式で、協会賞を受賞された方のみならず普及賞を受賞された方もさらに免震構造の普及に努めていただけたらと思います。また当協会は日本地震工学会から平成24年度日本地震工学会功績賞も授与されました。最近では、南海トラフ地震、首都直下地震等の予測がされていますが、免震構造の建物は東日本大震災でもかなり安全面で貢献しています。日本では免震構造の実績を持っているので、今後は東南アジア、中国、イタリア等の海外の国に健全な免震構造を普及していきたいと思っております。確かに日本の免震は価格面での課題もありますが、今後海外に日本の免震部材を使用していただけるように当協会も努力をしています。さて今年は創立20周年記念であり、大きなイベントになると思います」とスピーチした。懇親会は設計者、施工者、デバイスメーカー、デベロッパーなどで構成され、コミュニケーションを深める絶好の機会となった。

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