豊田合成㈱(本社:愛知県清須市、荒島正社長)は6月10日、同社の中国・天津地域におけるオートモーティブシーリング製品の生産拠点である「天津星光橡塑有限公司(天津星光)」が地域の再開発に伴い従来と同じ天津市西青区内の中北工業園にある新事業所に移転し、その「移転開所式」を6月8日に実施したと発表した。
今回の移転を機に、より効率の良い生産ラインを構築すると共に、建屋面積を従来比約1・5倍に拡張し、将来の生産能力増強に対応できるスペースを確保した。
開所式には政府関係者、顧客をはじめ関係者多数が出席、荒島社長は「高品質な製品をお客様の近隣からより多く供給することで、地元の発展により一層貢献していきたい。」と抱負を述べた。
天津星光は、同社としては2000年に資本参加して以来、日系カーメーカーを中心とした顧客の生産拡大に伴い順調に成長してきた。現在では中国系カーメーカーとの取引も増加してきており、今後も更なる拡大を目指していくとしている。