東洋ゴム工業は7日、同日に大阪市で開催された「平成25年度大阪府危険物安全大会」において、同社の研究開発センターが優良危険物関係事業所として、大阪府の松井一郎知事より感謝状を受彰したと発表した。
研究開発センターは昭和36年に中央研究所(当時)として設立され、タイヤの素材を中心にゴム、ウレタンをはじめとした多岐にわたる素材の先端基礎研究を行っている。同センターは屋内貯蔵所等危険物施設にあたるが、開設以来52年間にわたって無事故の管理運営を続け、作業従事者に対する安全教育も徹底してきた。同社の長年にわたる危険物災害予防の功績が大阪府茨木市消防本部に評価され、今回の受彰に至った。
同社グループでは、「ゼロ災害の実現」を安全衛生・防災管理方針の全体方針に掲げ、従業員一丸となって安全衛生・防災活動に取り組んでいる。重大災害予防のしくみづくりや、従業員への安全管理教育の徹底を通じ、今後も事業所および事業所周辺地域の災害予防に努めていくとしている。
大阪府危険物安全大会とは、毎年大阪府と大阪府危険物安全協会が主催する、危険物施設の安全管理に関する表彰制度。危険物施設からの事故・災害を未然に防止するとともに、危険物に関する保安体制の整備促進、安全意識の普及啓発、自主保安の考え方の徹底を大阪府民に広く啓発することを目的に、危険物に係る安全確保に対して功績のあった個人、事業所を表彰している。
2013年06月11日