アシックス　リテール事業評価で受賞

　アシックスは14日、全世界で優れた小売業者やレジャー産業者を表彰する国際的な賞である「Ｒｅｔａｉｌ　ａｎｄ　Ｌｅｉｓｕｒｅ　Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ（ＲＬＩ）」の「Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ　Ｒｅｔａｉｌｅｒ　２０１３」を受賞したと発表した。
　ランニング用品を中心に取り揃えた旗艦店「アシックスストア」および「アシックス」ブランドを取り扱っているファクトリーアウトレットなど、同社のリテール事業のコンセプトおよび業績が評価され、受章に至ったもの。
　同社は、中期経営計画「アシックス・グロース・プラン（ＡＧＰ）２０１５」において、自主管理売場を通じた直接販売の機会を拡大させることを重点戦略に位置付けており、現在、同社の旗艦店「アシックスストア」およびファクトリーアウトレットのグローバル展開を進めている。
「アシックスストア」では、主な店舗で専門機器を使用してランニングの総合的な能力を判断できる「ＡＳＩＣＳ　ＲＵＮＮＩＮＧ　ＬＡＢ」を展開しているほか、三次元足形計測機による足型の測定や、走行時の足の運びを分析する「ＡＳＩＣＳ　ＦＯＯＴ　ＩＤ」を導入し、ユーザーの足や走り方に合うシューズを販売している。また、ランニングクリニックの開催や、会員向けの更衣室やシャワールームの設置など、ランナーをサポートするサービスを充実させるとともに、地域特性に合わせランニングのみならず、テニス、バレーボール、陸上競技などの関連商品も取り揃えている。
　今回の受賞は、独創的なコンセプトで店舗運営を行い、さらにグローバルで展開を拡大させたことによるもので、ブランド価値向上にもつながったと高く評価された。
　なお、授賞式は６日にイギリスのロンドン自然史博物館で行われた。同社は、世界各地で直営店を展開し、主に「アシックスストア」を中心にグローバル統一の店舗コンセプトでブランドの世界観を伝えてきた。今後も出店スピードを加速させながら、ブランドイメージのさらなる向上、売上げ拡大を図るとしている。