シバタ工業は18日、断熱防水工法「フィズシステム」を商品化したと発表した。
「フィズシステム」は、硬質ウレタンフォームを現地で吹付け発泡させて、その上から塗膜系防水材で仕上げる断熱防水工法で、既存の屋根改修に適しており、断熱効果によって工場などの大規模施設での消費電力量の節減に貢献する。
同製品には高強度の塗膜防水材を採用することにより、10年間の防水保証をしている。
また、断熱材の効果により、屋根表面からの熱の流入や室内側からの熱の流出を抑え、空調に係わる電力使用量を軽減することができることに加え、外断熱工法なので室内側に結露が発生しにくく、屋根の温度変化を抑えて建物を延命化できるなどの特徴もある。
下地処理は簡単で、特別な処理は不要。施工中、建物内部は平常通り使用可能。「SD(標準)仕様」と「F(飛び火)仕様」の2種類から施工区域によってどちらかの仕様を選定する。
2013年06月19日