【TPE特集】TPU出荷 前年比横ばいで推移

2013年06月20日

ゴムタイムス社

 国内出荷は射出成形がダウン

 熱可塑性ポリウレタンエラストマー「TPU」は、力学的性能、耐摩耗性、弾性回復性、耐油性、屈曲性等の諸特性に優れていることからゴムやプラスチックの代替材料として使用されている。
一般に原料としてポリオール、ジイソシアネートおよび鎖延長剤としての低分子ジオールを用いて製造され、ジイソシアネートと低分子ジオールとから形成されるハードセグメントと、ポリオールとジイソシアネート単位とから形成されるソフトセグメントという2つのセグメントにより高強度で柔軟なエラストマーの性能を付与している。
 成形も射出成形、押出成形、カレンダー成形、パウダースラッシュ成形など通常のプラスチック成形加工法が適用でき、リサイクルが可能、低VOC、ノンハロゲン等の特長を備え、環境対応製品としても注目を集めている。このためスポーツ用品や自動車部品、ホース・チューブ、ベルト、フィルム、電線ケーブル、医療用など広範な用途で採用が進んでいる。

 

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