カネカは19日、同社の南米での事業展開を加速するために、ブラジル連邦共和国サンパウロ市への現地法人の設立を決定したと発表した。
新会社名はKaneka South America Limitada(仮称)、会社設立は2013年8月を予定。
同社はすでに機能性樹脂製品など、米国拠点からの輸出を中心に南米市場にビジネスを展開している。新会社は、今後経済成長が見込まれるブラジル市場をはじめ、中南米での事業拡大を加速させるともに、同社の製品・技術を活かして新市場の開拓を進めることを狙いとしている。米州における統括会社カネカアメリカズホールディングInc.と連携して成長戦略を実現していく方針。
ブラジルでは2014年にサッカーワールドカップ、2016年にオリンピック、2020年に万国博覧会の開催にともなう経済効果も期待されている。同社は今後のブラジル経済の発展に寄与するとともに、現地発信型の拠点としてグローバル展開を加速させていくとしている。
〈新会社の概要〉
▽会社名=Kaneka South America Limitada(仮称)
▽資本金=100万USドル
▽株主構成=カネカ90%、カネカアメリカズホールディングInc.10%
▽設立場所=ブラジル連邦共和国 サンパウロ市
▽設立時期=2013年8月(予定)
2013年06月20日