自動車部品企業の3月期経営動向 通期見通し 新興国需要で増収増益
日本自動車部品工業会(JAPIA)は18日、上場自動車部品企業82社の2013年3月期の経営動向をまとめた。
調査企業合計の売上高は20兆7181億円、前年度比8・5%増、営業利益は1兆207億円、同11・6%増、経常利益は1兆1606億円、同20・6%増、当期純利益は5748億円、同13・3%増と増益となった。
売上高はエコカー補助金・減税の効果もあり、東日本大震災やタイ洪水の影響から大きく落ち込んだ前年水準を上回り、前年同期比で8・5%の増収となった。
利益面は前年同期比で営業利益以下全ての項目で増益となった。ただし企業数の集計では減益企業も半数近くある。
全体的に回復しているが、客先・製品構成等から、企業ごとに回復のスピードに差異が生じている。