電気化学工業は24日、同社青海工場において17日午前9時31分に発生したカーバイド製造プラント内電気炉からの熱風の吹き出し事故について、第2報(同日午後1時現在での概要)を発表した。
発生原因と対策については、現在、関係当局により事故原因の調査が行なわれており、同社は調査に全面的に協力し、事故原因の究明と再発防止に全力を挙げて取り組むとしている。
事故発生電気炉の状況とカーバイド生産状況事故が発生した電気炉については、糸魚川市消防本部より17日付けで命令を受け生産業務を停止、二次災害防止を目的に、消防本部より許可を得て、必要最低限の電力で安全を維持している。現在のところ、生産業務再開につきましては未定。なお、同社青海工場ではカーバイド製造プラント内に電気炉を3基保有し、2基は通常負荷で運転中。
製品供給への影響は、カーバイドを含めたカーバイド系製品(カーバイド、サルフェックス、石灰窒素、クロロプレンゴム)の供給への影響については、現在稼動している2基の電気炉の操業と現有在庫から問題は無いとしている。個別の製品の状況については担当部門から個別に顧客へ随時説明する方針。
また、今回の事故による当期業績への影響については大きな影響は無いと予想されるが、重大な影響が見込まれる場合は速やかに知らせるとしている。
2013年06月25日