合成ゴム工業会がまとめた2013年4月の合成ゴム生産実績は合計で12万6801㌧、前年同月比94・7%となり前年同月実績を下回った。合成ゴム生産は昨年、10月以降、自動車タイヤ生産の減速、中国向け輸出の落ち込みから需要がダウンしていたが、本年に入り、1月の合成ゴム生産量は合計15万1275㌧で前年同月比1・8%減、2月の合成ゴム生産量は合計13万3550㌧で前年同月比2・6%減と昨年末に比べればマイナス幅が縮小してきた。3月の合成ゴム生産量は合計12万8102㌧で前年同月比18・9%増と前年同月実績を大きく上回り、この結果、1~3月計では前年同期比3・5%増となったが、4月は前年同月実績を上回ったのはSBRノンオイル、BRの2品種のみでSBRが同90・6%、EPTが同92・1%となった。1~4月計では合計で53万9728㌧、前年同期比101・3%の微増にとどまった。
2013年07月01日