ハバジット　12年度売上成長率0.6％増

　ハバジットホールディングＡＧ社とハバジットＡＧ社は、昨年度のハバジットグループの業績を発表した。
　２０１２年度におけるハバジットグループの純売上合計は、２０１１年度より１・７％増の６０８・４百万スイスフランとなった。
　また、各国通貨での売上成長率は０・６％増となり、グループ全体のＥＢＩＴ（支払金利前税引前利益）は南欧での厳しい市場状況を受け過去最高であった２０１１年に比べ若干減少し６・５％減となった。一方、キャッシュポジションは増加し、自己資本比率は上昇し73％を超えた。
　ハバジット製品は、同社従業員の品質重視の姿勢や継続的な技術開発や研究への取り組みにより、高性能、高品質さにおいて業界内で高い評価を得ている。
　また、収益の８％相当を２０１３年の計画的投資に充当することで、同社は引き続き技術リーダシップを強化する。ポジティブドライブベルトの新たな独自製造方法を開発中であることはその一例であり、この開発からより優れた製品が実現することで、モジュラーベルトや樹脂ベルト等の既存製品群を補完する。
　世界的に不安定な経済情勢の中、同社は２０１３年も穏やかな有機的成長を成し遂げ、堅実な財務実績を達成できると見込んでおり、また複数の新たな事業に対しても年間を通じて徐々に投資を行っていく方針。