「松明活動で仲間との相互信頼を育んでいる」と言うのは日本ゼオンの田中公章社長。
日本ゼオンの13年度までの中期経営計画「SZ―20」ではZEONグループでの重要な価値観としてスピード、対話、社会貢献を挙げており、そのうえで、「大切にするゼオンらしさ」として“仲間との相互信頼”を掲げている。仲間との相互信頼をベースに12年6月から実施しているのが「松明活動」。個々人が持っている仕事に対するモチベーションを引き出す活動で、同社が進めている 「高い目標に向かって、自ら徹底的に考え抜いて行動し、変え続けられる人材育成」にも通じる。「個々人が自主的に、生産革新などを自ら進んで仕事をするようになれば一人ひとりのエネルギーが大分変ってくる。一つ一つの松明が大きな炎になる」という。「自分たちが開発、生産した製品が世の中で受け入られ、そのことが社会に貢献しているということとして跳ね返ってくる。だからゼオンにいて良かった」ということになる。
2013年07月05日