東洋ゴム工業の製造子会社、綾部トーヨーゴムは2日、京都市内で開催された「平成25年度京都安全衛生大会」において、京都労働局長優良賞を受彰した。
綾部トーヨーゴムは、同社ダイバーテック事業セグメントにおいて、自動車用防振ゴムおよび樹脂ホース、車線分離標などの樹脂成形品を製造・加工する生産拠点。同工場では、社員の安全と健康の確保をすることはもちろん、安全、安心な職場環境の改善に努めてきた。
具体的には、年間安全衛生計画の策定と委員会の月次開催によるPDCAサイクルの徹底、工場内パトロールで発覚した問題箇所の早期改善、安全衛生教育の一環として資格取得の推進、健康相談・メンタルヘルス教育の実施など、「ルール作り」・「ハード改善」・「教育」の3方向から、安全衛生管理を推進してきた。同受彰は、同工場における「約17年にわたる無災害の継続」、「安全衛生・健康確保対策に関する水準が特に良好である」ことが評価されたもの。
同社グループでは、「ゼロ災害の実現」を安全衛生・防災管理方針の全体方針に掲げ、従業員一丸となって、安全衛生・防災活動に取り組んでいくとしている。
今回受彰した綾部トーヨーゴムのほか、6月に大阪府より優良危険物関係事業所で感謝状を受彰した研究開発センターなどでの「安全防災取り組み事例」をグループ内で共有・展開し、重大災害予防のしくみづくりや従業員への安全管理教育を徹底することで、今後とも災害予防に努めていく。
「京都安全衛生大会」とは、毎年京都労働局が主催する、安全衛生管理に関する表彰制度。事業所における自主的安全衛生活動の促進や、安全衛生水準の向上を目的とし、労働者の安全と健康の確保、および快適な職場環境の実現などに積極的に取り組む事業所および個人を表彰している。
2013年07月09日