豊田合成は10日、理系大学生・大学院生を対象とした「公募型インターンシップ制度(職場体験)」の導入による実習生の募集を開始したと発表した。
これまで特定の大学からインターンシップの受入れは実施していたが、公募型によるものは初めての実施。
同社では、学生が普段の講義や実験では経験できない「設計開発」「試作評価」「生産準備」といった実践的な実習テーマを職場体験し、今後の研究活動に活かすことで、より充実した学生生活の一助にしてもらうことを通じ、社会に貢献していきたいと考えている。
募集期間は7月31日まで。対象者は、理系大学生、大学院生(学年不問)で、自己成長に向けチャレンジ意欲が旺盛な人としている。募集人数は約20名。実習時期は9月中旬で2週間から3週間程度、愛知県内各事業所他で実習を行う。
実習テーマは、「設計・開発」としては、内装製品の音の質感開発、フロントグリルの商品開発、エンジン部品の樹脂化設計と開発、次世代エアバッグ製品の開発、金型光造形による部分冷却入子の設計と製作。「基礎研究」は、ヒーター温度制御ソフトウェア開発等。「デザイン」は、自動車用ステアリングホイールのデザイン提案。「評価・解析」としては、ウェザストリップの設計開発を通じたNV特性評価および構造解析、エアバッグ展開性能と拘束性能のパラメータスタデイ、ブレードマシン軽量化のキャリア評価、樹脂材料の試験および評価、LED高性能化に向けた光学的解析。「設備・開発」としては、運転席エアバッグ用自動組立機の開発、燃料給油口部品の異種樹脂による2層成形技術開発、ウェザストリップの生産準備。
応募方法は、リクナビ・マイナビ・日経就職ナビよりエントリーのこと。
2013年07月12日