住友ゴム ヒゴタイの植栽活動を実施

2013年07月17日

ゴムタイムス社

 住友ゴム工業は16日、6月から7月にかけて都城市内16の小・中学校で、キク科多年草・ヒゴタイの植栽活動を実施したと発表した。この活動は、環境省のレッドリストで絶滅危惧II類に指定されているヒゴタイを本来の自生地で再び根付かせることを目的に実施しており、今年で5年目の取り組みになる。
 同社グループは、すべての生命活動の基盤である生物多様性構成要素の持続可能な利用に配慮した事業活動を積極的に推進しており、事業所ごとに敷地内で希少な在来種の保護・育成を手掛けるなど、様々な生物多様性保全に取り組んでいる。
 宮崎工場では、2005年から工場敷地内でヒゴタイの繁殖・育成を開始、2009年からは周辺地域への植栽活動を継続しており、本年は、6月10日から7月3日に都城市内の小・中学校16校を回り、生徒・教員と社員合わせて124名で170株の植栽を行った。これにより2009年からの累計の植栽本数は450株を超えた。
 ヒゴタイは、かつて霧島山麓に広く自生していたが、近年野生でその姿をみることはなくなった。同社グループは、本来の自生地にヒゴタイが再び根付くよう、今後も地域との連携を深め、精力的に活動していく考えだ。
 同社グループは、これからもグローバル企業としての社会的使命を果たすために、広く地域・社会に貢献し、期待され信頼され愛される企業として新しい価値を創出し、持続可能な社会の発展に貢献していくとしている。

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