電気化学工業は、6月17日午前9時31分に同社青海工場(新潟県糸魚川市)において発生したカーバイド製造プラント内電気炉からの熱風の吹き出し事故について、7月3日付けで糸魚川市消防本部より生産業務停止命令が解除されたことを発表した。
同社は負傷者とその家族、近隣住民および関係当局に対し多大な迷惑をかけたことを陳謝した。負傷者については引き続き入院加療中であり、本人及びその家族に対し誠意をもって対応していくとしている。
同社は、6月24日付けで第2報からの進捗状況を知らせるとともに、再発防止に向け根本的な安全対策を進め、徐々に負荷を上げその効果を検証した上で、通常操業 への移行を行っていきたいとしている。
なお、カーバイド系製品(カーバイド、サルフェックス、石灰窒素、クロロプレンゴム)の供給への影響については、現在稼働している2基の電気炉の操業と在庫状況から、問題はないとの考えを示している。
2013年07月17日