ゴム・ビニール手袋の現況
家庭用 1億双の大台に近づく 手術用 二重装着使用が浸透
日本ゴムグローブ工業会の「手袋普及の歴史」によると、 わが国で、家庭用ゴム・ビニール手袋の本格的な生産が開始されたのは昭和30年頃のことという。
当初は手袋といえばゴム製が殆どであったが、徐々にビニール製の手袋が使われ始め、現在では家庭用手袋ではビニール製が60%強、ゴム製30%強、ニトリルゴム(合成ゴム)製10%弱となっている。生活者の「安全と衛生」に対する関心は高く、安全衛生マーク(SGマーク)や作業用認定マークの普及もあり、家庭用、作業用ともにそれぞれ市場を拡大、医療用手袋もJIS規格制定とともに広く認知されてきた。
家庭用手袋は、素材別には大きく分けてゴム製とビニール製の二つとなり、ゴムはさらに天然ゴム製と合成ゴム(ニトリルゴム)製に分かれる。
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